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【ふくラボ!郡山探検隊】第5回「あなたは何個知ってる?歌舞伎発祥のコトバ」

【ふくラボ!郡山探検隊】第5回「あなたは何個知ってる?歌舞伎発祥のコトバ」

ふくラボ!編集部メンズスタッフ わたなべ。
午前中のしごとが一段落して、さぁお昼!
これからお弁当を食べようとしたところ、食べることが大好きな編集部女子スタッフ ねもとが、お弁当を敏感に察知して近づいてきた・・・。

ねもと「あっ、わたなべさんの今日のお昼は幕の内弁当なんですね!」
わたなべ「幕の内弁当好きなんですよ」
ねもと「知ってましたか?この幕の内弁当って歌舞伎のお弁当なんですよ」
わたなべ「歌舞伎?」

    ねもとの歌舞伎まめ知識 その1「幕の内弁当」

    ねもと「諸説いろいろあるみたいなんですけど、歌舞伎などのお芝居の休憩時間のことを「幕の内」と言って、お弁当はその「幕の内」の時間に食べるものだったことから、「幕の内弁当」って呼ばれるようになったって言う説があるんですよ!」

    わたなべ「へぇ?そうなんだ!」(あれっ、僕の幕の内弁当が....)

    ねもと「へへへ!ほかにもですね?、普段よく使うコトバのなかに、歌舞伎から発祥したものがあるんですよ。たとえば....」

      ねもとの歌舞伎まめ知識 その2「ノリ」

      ねもと「じゃんっ!ノリがいいの"ノリ"!!これは、歌舞伎役者が伴奏の三味線に合わせて、セリフやしぐさを披露することを"ノリがいい"というんですよ。そこから転じて、音楽や相手の調子にうまく合わせることを"ノリがいい"いうようになったんです!」

      わたなべ「なるほどーー!ノリノリ!」

        ねもとの歌舞伎まめ知識 その3「見得(みえ)」

        ねもと「歌舞伎と言えばこれ!見得!歌舞伎の見せ場で役者がポーズを決めて静止し、寄り目をしてにらみをきかせたり、首を回したりする演出のことなのですが、そこから今では、"自分を誇示するような態度・言動"という意味で使われたりしてるんです」

        わたなべ「このキメポーズ!たまにしたくなるよね!」

          他にも歌舞伎から発祥したコトバはたくさん!

          ねもと「よく服のデザインでみかける市松模様は、江戸時代の歌舞伎役者が着ていた着物が市松模様でそこから広まったりしたらしいですよ!ほかにも、ドラマや演劇にかかせない黒幕や、花形などなど、日常会話でよく使うコトバには歌舞伎発祥のコトバがたくさんあるんです!」

          わたなべ「わ?、どれも知ってる言葉ばっかりだ!」

            歌舞伎に興味がでてきたわたなべ

            わたなべ「へぇ?!歌舞伎で使われている日常のコトバってこんなにたくさんあるんだね。歌舞伎、じわじわ気になってきたかも!」

            ねもと「でっしょ??!そしてわたなべさん!実は、ここ郡山には伝統的な歌舞伎がみれる場所があるんですよっ!!」

            わたなべ「えっ!そうなのっ!?」

            郡山の伝統歌舞伎!?これは行ってみるしかない!!

            わたなべ「さっそく調査してきます!」

            ねもと「いってらっしゃ?い」(お弁当いただきっ!)

            お弁当を食べることも忘れ、いざ!郡山の伝統的な歌舞伎の調査に行ってきます!

              郡山の伝統歌舞伎「柳橋歌舞伎」に突撃!

              やってきました!ここは郡山の伝統歌舞伎「柳橋歌舞伎」のいろんな資料を保存している「柳橋歌舞伎伝承館」
              中に入ると、柳橋歌舞伎保存会の会長 宗像さんがお出迎えしてくれました!

                柳橋歌舞伎について聞いてみた。

                それではさっそく質問!

                わたなべ「柳橋歌舞伎ってどのような歌舞伎なのですか?」

                宗像さん「ここ、郡山市中田町柳橋で、江戸時代から200年以上受け継がれてきた農村歌舞伎です」

                わたなべ「へぇ??!」

                宗像さん「町ぐるみで取り組んでいる歌舞伎は、毎年定期公演をやっているんですよ!」

                  歌舞伎衣装着用!

                  なんと!貴重な舞台衣装を見せていただきました!!

                  宗像さん「こちらが歌舞伎を演じるときに実際使用している衣装です。こちらの衣装は、江戸時代から代々受け継がれている衣装なんですよ」

                  わたなべ「江戸時代から!すごいですね!!」

                  宗像さん「実際にこちらの衣装を着用して演じてるんですよ」

                  わたなべ「すごい!現役選手なんですね・・・」

                  宗像さん「そうなんです。着てみますか?」

                  わたなべ「えっ!いいんですか!?」

                  というわけで、スタッフわたなべ、まさかの歌舞伎デビュー!?

                    着てみると・・・

                    わたなべ「案外涼しいですね!」

                    宗像さん「そうですね、袖の部分が広いのもあって、結構涼しいかもしれません」

                    わたなべ「あと、見た目の厚さ以上に重いです!」

                    宗像さん「刺繍が細かく広範囲に入っているというのもあると思います」

                    近くで見ても刺繍がとても細かくキレイ。江戸時代から使用されているというのが信じられないほどの保存状態で、わたなべも驚きです。

                      有名漫画家さんのイラストも。

                      さらにっ!貴重なお宝イラストを見せてもらいました!

                      宗像さん「柳橋歌舞伎のPRで、某医療漫画の作者である漫画家の佐藤秀峰先生にイラストを描いてもらったのがこちらです!」

                      わたなべ「おお!かっこいい!!」

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