『ふくしま旅ラボ会議~SEASON 2~』Vol.8〈喜多方市の旅〉

福島県の魅力をPRする「HAPPYふくしま隊」のメンバーが、調査員としてふくラボ!に帰ってきた!
個性豊かなメンバーとともに、福島県内各地の魅力をお届けします。

第8回目は、華さん・醸さんと、喜多方市のお店をご紹介!(編集:なな丸)

  • 更新日:2022/12/14
  • 公開日:2023/01/16
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取材は、スタッフ、モデル全員がマスク着用のうえ行っております。
試食や撮影のタイミングでのみ、マスクを外しております。
ご理解、ご了承の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。

第8回研究報告 in 喜多方市
【蔵の街・喜多方で、地元ならではのグルメを楽しみ尽くす!】

今回は、蔵の街喜多方市へ。

▶喜多方市で一から造るお酒を堪能!大和川酒蔵 北方風土館
▶スイーツとともに漆器の魅力を堪能!珈琲蔵 ぬりの里
▶喜多方の食文化を蔵で堪能!蔵屋敷あづまさ

いざ参りましょう!

今回の調査員はこの2人!

今回の調査員は、華さん&醸さん!
喜多方ならではのラーメンを食べているようですね~。
華さんは・・・何の天ぷら?
答えは下へ読み進めてみて~!

▶「HAPPYふくしま隊」について詳しくチェック!

喜多方市で一から造るお酒を堪能!
大和川酒蔵 北方風土館

多くの酒蔵がある喜多方市。今回は「大和川酒造」へお伺いしました!

大和川酒造は、江戸時代中期1790年に創業。230年以上の歴史を誇る酒蔵です。
1990年に喜多方市郊外に酒蔵「飯豊蔵(いいでぐら)」を新設し、寺町の旧酒蔵は「北方風土館」として、無料で一般開放!
酒造見学ルートはどなたでも自由に見ることができます。
スタッフさんのガイドをご希望の場合は、事前にご予約が必要です。

さっそく私たちも順路に沿って見学!
広い土間を抜けた先にあるのは「江戸蔵」という名の蔵。この施設で一番古く、230年以上の大和川酒造の歴史を見届けてきたのだそう!
昔使用していた酒造りの道具などが展示されています。
入り口近くには大きな桶が!長身の醸さんも見上げるほどの大きさ!

お次は、貯蔵庫として使われていた「大正蔵」。
ここでは、端から端まで酒瓶が展示されています。ライトアップもされていて圧巻!

醸さん「大和川酒造の商品ラインナップがズラリと並ぶ光景に大興奮しちゃいました!」

また、壁にはお酒の豆知識がまとめられたパネルも展示されています!
“酒造好適米”“酒造りの工程”酒瓶の後ろに貼ってある“表示ラベル”など、お酒について「なるほど!」と思う情報が満載です。ぜひチェックして!

見学を通してしっかり学んだあとは、味わいも楽しみましょう!
見学ルートの最後に位置するのは「売店&利き酒コーナー」。
大和川酒造の代表商品「弥右衛門(やうえもん)」シリーズも並んでいます。

実は、お酒の原料であるお米も自社栽培している大和川酒造。
1997年に「大和川ファーム」として米作りを始めました。最高品種とされ大吟醸の原料米となる“山田錦”や“夢の香”などを、喜多方市内にある多数の田んぼにて栽培。収穫後の乾燥・精米の具合などを調整して酒造りを行っているため、細かな部分までこだわり抜けるのが強み!
原料も水も製造もすべて喜多方市産。これぞ「喜多方の酒」ですね!

ほかにも季節限定品や、県産の果物を使ったリキュールやお酒、日本酒を使ったスイーツなど、多彩な商品が販売されています。
購入した商品は売店から発送することもできるので、荷物を気にすることなく買い物できるのも嬉しいポイント!
酒蔵見学ルートだけでなく、売店直通の入り口もあるので、お買い物のみの方も気軽に立ち寄れます。

利き酒コーナーでは、十数種類のお酒が、なんと無料で試飲できます!(試飲が有料の商品もあります)
「弥右衛門」はじめ、季節限定品やリキュールなども。こちらで試飲して好みの味を見つけてから購入される方も多数いらっしゃるようです。
さっそく醸さん・華さんもいただきます!

飲みたいお酒の下にカップをセットして、機械前に置いてあるカードをかざしてスイッチオン。適量のお酒が注がれます。

醸さんは「大和川-ヤマトガワ-」「純米カスモチ原酒」などを試飲。

醸さん「すっきりした味わいだったり、まろやかで優しい口当たりだったり・・・それぞれの味わいがまったく違い、どれもおいしい!これは全制覇したくなりますね!」

華さんは「純米大吟醸 酒星眼回」や県産桃を使ったリキュール「桃の涙」を試飲。

華さん「酒星眼回の飲み口の良さに感動しました!桃の涙も、桃の果汁と濃厚さが楽しめました。本当においしい~!酒蔵見学をして酒造りの思いや工程を知ることで、より味わい深く感じます」

最後に、2022年の新酒鑑評会に出品したお酒「大吟醸 弥右衛門」もいただきました!おいしさはもちろん、造り手の真心もしっかり感じられるような一品です。

お米も水も技術も。喜多方市内で造られる大和川酒造の日本酒を、ぜひ一度ご賞味ください!

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大和川酒蔵 北方風土館
〒966-0861 福島県喜多方市字寺町4761
【車をご利用の場合】
磐越自動車道「会津若松IC」から国道121号線喜多方方面へ 約30分

(電話番号)0241-22-2233
(見学時間)9:00~16:30
(店休日)無休

公式ホームページをチェック!

スイーツとともに漆器の魅力を堪能!
珈琲蔵 ぬりの里

漆器店が営むカフェ「珈琲蔵ぬりの里」。
もともと漆器の貯蔵庫として使われていた蔵をそのまま利用している建物は、趣深く落ち着いた雰囲気が漂います。
隣には漆器店がありお買い物もあわせて楽しめますよ。

▲「蔵セット」・・・780円(税込)
(蔵コーヒー・お蔵ケーキのセット)

カフェでは、主なメニューが漆器で提供!
人気の「蔵セット」はコーヒーカップをはじめ、フォークなどのカトラリーも漆器!見た目にも美しく、一式揃えたくなっちゃうかも!

ふわふわのパンケーキで、十勝産小豆をお店で炊いたという自家製あんこをたっぷりサンド!生クリームをトッピングしたオリジナルスイーツです。

華さんが実食!

華さん「ふわふわ食感のパンケーキスイーツとオリジナルコーヒーがよく合います!嬉しいセットメニューですね。蔵の落ち着いた空間で癒しのひと時を過ごせました!ついつい長居したくなるお客様の気持ちがよく分かります!」

▲「おいもアイス」・・・500円(税込)

最近人気があるというスイーツが、こちらの「おいもアイス」。
喜多方市塩川町で作られた紅はるかの冷凍焼き芋が、ゴロゴロ入っています。バニラアイスやソースの甘味と相性バッチリ!
冬時期でも注文が絶えない程、ファンの多いスイーツです。

実はこの木の器も漆器!通常の漆を塗ったものではなく、漆を混ぜ込んで作っているそう。漆器もいろんな種類があるんですね!

こちらは醸さんがパクッ。

醸さん「木目が美しい漆器に盛られたおいもアイス。濃厚なバニラアイスにおいもチップス、そして紅はるかのしっとり食感の焼き芋がたっぷり入っている一品!おいもだけで食べるも良し、バニラアイスと絡めて食べるも良し!珈琲やあたたかいお茶とも相性抜群です!」

スイーツを楽しんだあとは、漆器店も覗いてみました。
よくイメージされる黒と赤の漆器だけでなく、カラフルな色や形など多種多様な漆器がズラリと並んでいます!目にも楽しい!

醸さん「カフェで使われているものも販売されているので帰りに気に入った漆器を購入するのもいいですね!私もおいもアイスの漆器が欲しくなってしまいました!」

「高級品」「扱いが大変そう」というイメージを持たれる方も多いそう。・・・実は私もそう思っていました。
ですが!スタッフさんに聞いてみると
「普通のお皿と同じように洗剤を使ったり食洗器を使ったりしても大丈夫ですよ」とのこと。意外と扱いが簡単かも!?

なんと、喜多方市内の学校給食では、漆器が使われているのだとか!子どもたちが羨ましい・・・

華さん「自分用はもちろんギフトやお土産にしたくなります♪漆碗が喜多方の学校給食で使用されているとは驚きでした・・・!」

漆器は見た目が美しいのはもちろん、保温性・保冷性にも優れていてるのもポイント。丈夫で長く使えるので、一生ものとして購入されるお客様もいらっしゃるそうです。
ぬりの里で漆器の良さを体感できたら、ぜひ普段の生活にも取り入れてみては?

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珈琲蔵ぬりの里
〒966-0852 福島県喜多方市天満前8919-1
【車をご利用の場合】
磐越自動車道「会津若松IC」から国道121号線を喜多方方面へ 約30分
【電車をご利用の場合】
JR磐越西線「喜多方駅」より徒歩5分

(電話番号)0241-23-0441
(営業時間)9:30~18:30
(店休日)木曜日

基本情報ページをチェック!

喜多方の食文化を蔵で堪能!
蔵屋敷あづまさ

最後に訪れたのは、趣ある大きな建物が特徴の「蔵屋敷あづまさ」。
その昔、福島県一の大米穀商と言われた松崎家の屋敷を改修して作られたそうです。テーブルや座敷などもとても広々!

華さん「思わずただいま!といいたくなるような、どこか懐かしい気分にさせてくれる店内。お子様からご年配の方まで幅広く愛されているお店なんだなぁと感じました!」

会津地方に伝わる郷土料理や、喜多方市ならではのお料理が味わえるということで、さっそくご紹介!

まずは「田楽」!単品はもちろんセットにしたり、別メニューと一緒に頼んだり、と人気の高い一品です。
今回は、ししとう、しいたけ、里芋、こんにゃく、にしんの5本セットをいただきます!

華さん「里芋のホクホク食感がたまりません♡」

醸さん「甘味噌や醤油がそれぞれの食材に合っていて美味しい!」

醸さんの言う通り、食材に合わせて調味料を使い分けています。
里芋やこんにゃくには、自家製甘味噌。にしんには、自家製山椒味噌。ししとうとしいたけには出汁醤油という組み合わせでした!

▲「らーめん」・・・700円(税込)

喜多方市ならではのグルメも見逃せません!
こちらのラーメンは、なんと野菜だけで出汁をとったという、蔵屋敷あづまさオリジナルメニュー!
数種類の野菜をじっくり煮込み、醤油などと合わせているそう。

喜多方ラーメンが好きという醸さん。お味はどうですか?

醸さん「一見、黒めなので濃いのかな?と思いきや、あっさりした味わい。旨味もあり、野菜だけで作ったスープということに驚きです!ちぢれ麺にもよく絡みどんどん箸が進みました!自家製チャーシューは箸でつかむと崩れてしまう程柔らかとろとろで美味しかったです!」

一口食べて、なんとも幸せそうな笑顔が溢れていました(笑)。

▲「おたね人参の天ざる」・・・1,800円(税込)

また、みなさんは「おたねにんじん」をご存知ですか?古くから薬として使われてきた食材です。
今から約300年以上前に日本へ輸入され、全国で産地化に成功したのは会津・信州(長野)・出雲(島根)の3地域だけなのだそう!

この「おたねにんじん」をまた広めようということで、約3年前から会津エリアの飲食店で特別メニューが提供されています。

あづまさでは、おたねにんじんを丸ごと天ぷらに!地粉100%の十割手打ち蕎麦と合わせていただけます。1本1本が長く大きい!真っ白な色も特徴です。

ちなみに、おたねにんじんには“サポニン”という成分が多く含まれているそうで、抗酸化作用、免疫力を高めるといった効果があると言われています。

おたねにんじんを初めて食べるという、華さん。
その気になるお味は・・・?

華さん「苦いながらもクセになるおいしさ!新そばとあわせて、しっかり食べ応えがありました~!体の中から元気になれた気がします!」

1月22日(日)まで「おたねにんじんフェア」と題した企画が開催中。他の参加飲食店でも、おたねにんじんのグルメが食べられるようです。

ちなみにあづまさでは、華さんと同じく苦味がクセになるというお客様からの人気が高く、期間を問わず提供しています!ぜひ一度食べてみて!

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蔵屋敷あづまさ
〒966-0051 福島県喜多方市東町4109
【車をご利用の場合】
磐越自動車道「会津若松IC」から国道121号線喜多方方面へ 約30分
【電車をご利用の場合】
JR磐越西線「喜多方駅」から会津バス「会津若松駅」行 約10分
JR磐越西線「喜多方駅」から徒歩 国道121号線方面へ 約30分

(電話番号)0241-24-5000
(営業時間)【12月~3月頃】11:00~16:00
      【4月~11月頃】11:00~17:00
(店休日)不定休

基本情報ページもチェック!

調査の感想

華さん「大好きな"蔵のまち喜多方"を堪能できてハッピー!会津・喜多方ならではのおいしいグルメにスイーツ、日本酒。冬だからこそ沁みる、楽しめる、そんな魅力に溢れているなぁと感じます♡古きよき歴史と伝統を守りながらも、新しい魅力を創り出し提供されているお店の方々との出会いも印象的でした!みなさんもぜひ行ってみんべぇ!」

醸さん「蔵カフェ、蔵屋敷、酒蔵…蔵づくしの一日を過ごしましたが、蔵の街喜多方にはまだまだ魅力的な蔵スポットがありそうです!今回のように、ゆっくり喜多方市内を巡りながら、魅力に触れ、お腹も心も満たされる旅なんて良いですね!また、喜多方市は酒蔵が多いので日本酒好きの方には酒蔵巡りもお勧めですよ!」

私なな丸も取材をしながら、泊まりがけで喜多方市の蔵を巡ってみたいと思いました~!(お酒を飲むため)
運転など安全には十分注意しつつ、雪景色の蔵の街を楽しむのも良さそうですね♪

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