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【ふくラボ!郡山探検隊】第30回「300年続く伝統“大堀相馬焼”と、10代目の新たな挑戦」

第30回「300年続く伝統“大堀相馬焼”と、
10代目の新たな挑戦」


浪江町で日用雑器として親しまれ、300年の歴史を持つ“大堀相馬焼”。
そんな大堀相馬焼の伝統と技術を、郡山市で受け継ぐ窯元がいます。
今月の郡山探検隊ではそんな窯元を訪ね、受け継がれる伝統と技術を調査してきました!

    大堀相馬焼 陶徳窯(すえとくがま)へ!


    ふくラボ!スタッフわたなべは、工房とギャラリーを構える陶徳窯へ!
    10代目窯元の陶 正徳(すえまさのり)さんにお話をうかがいます。

      伝統と新たな挑戦


      わたなべ「本日はよろしくお願いします!早速ですが、正徳さんが目指す大堀相馬焼はどんなものなのでしょうか?」

      正徳さん「大堀相馬焼のテイストを残しつつ、現代に受け入れられる器を作るということ。時代の変化とともに、大堀相馬焼は生活必需品からぜいたく品へ変化しているんです。なので<伝統工芸としての大堀相馬焼>を作り続けるだけでなく、伝統を守りながらも“新しいこと”に挑戦しています」


        伝統と現代を融合


        わたなべ「“新しい挑戦”とは一体どんなものでしょうか?」

        正徳さん「たとえば、大堀相馬焼の特徴である釉薬(ゆうやく)の色合いやひび文様は残しつつ、ランプシェードやキャンドルスタンドなど現代的なアイテムと融合することです」

        わたなべ「なるほど、伝統と現代的なアイテムの融合!素敵ですね!」

        正徳さん「ええ、しかし丸っきり別の物にならないよう工夫するのが大変ですね(笑)」

          工房にはギャラリーも併設


          工房の2階にはギャラリーも併設。お馴染みの食器から、ランプシェード、星座をあしらったキャンドルスタンドまで。
          10代目が作成した<伝統と新たな挑戦>が所狭しと並びます。

            焼き物の世界へ恩返し


            陶徳窯では、陶芸教室も開催。地域の方に焼き物と触れられる場所を提供しています。
            そこには、「幼いころから身近な存在だった焼き物の世界に恩返ししたい」という正徳さんの思いが込められているのでした。

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