CAFE JI MAMA / hitotsubu

南会津らしさを今に残す、味のあるカフェ

CAFE JI MAMA / hitotsubu
～南会津町

山々に囲まれた自然豊かな南会津は、四季の都とも呼ばれる。その中でも錦秋に染まる紅葉は見逃せない。そんな自然をそばに感じる田島商店街の「CAFE JIMAMA」にもまた、訪れてほしい。コーヒー、スコーン、カレーは、澄んだ水と自然の恵みが生み出す味わいあり。印象的な大きな梁、会津の歴史を感じさせる空間も心地よい。雑貨店も併設され、会津木綿などを使った暮らしに取り入れたい作品が並ぶ。こじんまりとしたカフェには、心が穏やかに溶けるような温もりある世界が広がっていた。

古いものをアップデートするアイデア

のどかな街にある建物はかつて金物屋だったという。あえて看板を残してリノベーション。かつての名残りを感じさせる佇まいは、街並みにも馴染む。入り口の背負い籠には、さりげなく花が生けてあるのが可愛らしい。何か一つ際立せるわけではなく、街に寄り添うライフスタイルの中で生まれたアイデアが散りばめられている。

静かにゆっくりと過ごせる空間

木目のダークブラウンと漆喰壁の白でまとめて。カリモクのソファや、テーブルランプを配した、どこか懐かしく落ち着く店内。高さの丁度良いテーブルは、ソファに合わせオーダーしたもの。読書や食事、物書き…ゆっくりと豊かな時間を過ごしたい。

そのままを味わってほしいスコーン

スコーンは会津地鶏の卵や、下郷のジャージー牛ヨーグルトなど、素材にこだわり抜いた。噛むほどに感じる優しい甘みがたまらない。手をかけ過ぎずシンプルに。素材の良さが存分に味わえるのが人気の秘密。コーヒーは、ぽってりとした会津本郷焼のオリジナルカップで。まろやかな口当たりを堪能して。

旅の思い出になる“とっておき”

カフェの一角にある生活雑貨「hitotsubu」。会津木綿をはじめ、尾瀬鹿の革で仕立てた手作りものが並ぶ。地域や環境を想う作品、実際にカフェでも使用している確かなものをセレクト。丁寧に一つ一つ、作品の魅力を発信するオンラインストアも見逃せない。南会津らしさに触れられる“とっておき”を見つけて旅の思い出にしてはいかがだろうか。

(取材：編集スタッフ たまちゃん)