文学館でアートな時間を楽しもう

お次は、町の喧噪をはなれて、いわきの自然を満喫しましょう。「いわき市立草野心平記念文学館」は詩人・草野心平（1903〜1988）の故郷にあり、雄大な自然に囲まれた山腹に位置しています。ロビー正面から一望できる阿武隈山系は、ハッとするほど美しい景色。心平が16歳まで暮らしたというその景色をバックに、窓に刻まれた「猛烈な天」を鑑賞。

詩人・草野心平の世界に浸る

こちらでは、心平の詩を表現した造形物や、室内の音や光の変化など、視覚的・聴覚的に心平の詩の世界を体験できます。常設展示室内では、草野心平の生涯と作品を紹介。どれも工夫を凝らした展示方法なので、「文学は難しそう」という人もきっとこの世界を楽しめるはず。また、時期によっては心平ゆかりの文学者などの企画展も開催しています。

いわきの景色を見ながらしみじみ…

心平は「カエルの詩人」と言われるほど、カエルを題材にした作品が多いことで有名。こちらでは、そんなカエルの詩のほか、自然をテーマにした作品など心平のさまざまな作品を楽しめます。常設展鑑賞後は、お外で周りの景色を眺めつつ一休み。この緑豊かないわきの景色が、詩人草野心平の詩心を育んだと思うと、なんだか感慨深いですね。

観覧料（常設展および企画展観覧料を含む）　
一般 430円／高・高専・大生 320円／小・中生 160円
※全て税込