コーヒーと甘酒が出会った!白河市 ”山口こうじ店”にある新感覚甘酒をクローズアップ!

明治6年創業の山口こうじ店。のんびり静かな白河市東地区にあります。ここで一躍話題となっているのは「コーヒー甘酒」!?そのほかにもいろんな甘酒があるようなので、今回ふくラボ!で取材してきましたよ~♪
※掲載内容・価格は取材当時のものです。変更になる場合もありますのでご了承ください。(編集:なな丸)

  • 更新日:2021/11/02
  • 公開日:2021/11/15
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「山口こうじ店」とは

1873年(明治6年)に明治政府からこうじ取扱店認可を取得してから140年以上、こうじを作り続けてきたお店です。いまから約80年前には、そのこうじを使い味噌や甘酒の製造も開始。
当時から伝わる技に加え、環境の変化に対応し改良を加えながら、よりよいこうじを作っています。

もともとこうじ店は、酒蔵がある場所に一緒に作られていたそう。福島県は酒蔵が多いので、必然的にこうじ店も多くあるようです!山があり、きれいな水があり、おいしいお米があり。そんな地域だからこそ適しているのかもしれませんね。

山口さんが語る、こうじの魅力

▲山口こうじ店 山口和真さん

山口さんに、こうじの魅力について聞いてみました。
「わたしたちが扱う”麹菌”は、可能性が無限大なんです!私は大学で微生物の研究をしていたので、麹菌の種類や特性などもたくさん学びました。そこで麹菌の可能性をすごく感じたんです。
だからこそ、ひとつにこだわらずさまざまな方向から考え、これからも麹菌を使ったよりよい食品を作っていきたいと思っています」
と教えてくれました!

山口こうじ店では、甘酒や味噌だけでなくぬか床も生産しています。こうじを使ったさまざまな食品は、おいしさはもちろん、わたしたちの健康を維持することにも一役買ってくれそう!

いま話題の「コーヒー甘酒」!

▲コーヒー甘酒 1本 540円(税込)

山口こうじ店の甘酒商品の中でも、いまイチオシはこちらの「コーヒー甘酒」!ありそうでなかった、新感覚な一品です。

コーヒーは白河市の自家焙煎所「ラヴェンナ」監修。ブラジルやコロンビアなど4カ国の豆をブレンドしています。でも、当初はなかなか思うように進まなかったのだそう。それは、発酵に必要なタンパク質や糖質が、コーヒー豆には少ないためです。

それから試行錯誤を重ねて約1年後。コーヒーを抽出しながら発酵させるという独自技術を確立!「コーヒー甘酒」が誕生しました。
コーヒーを抽出しながら発酵することにより、米の1粒1粒にコーヒーが浸透。噛むたびにコーヒーの味がじんわり広がるのです!

甘酒の優しい甘味に、コーヒーの風味とほのかな苦味が合わさりぜいたくな味わい。朝、ブランチ、午後の休憩・・・どんなシーンでも飲みたくなる一杯です。

そのままでも、アレンジしても!

実は、コーヒーは普段ほとんど飲まないという山口さん!同じように普段コーヒーをあまり飲まないという方にとっても、飲みやすいかもしれません。もちろんコーヒー好きさんにもオススメですよ!

また、そのまま飲んでおいしいのはもちろん、アレンジも可能!オススメは、バニラアイスにかけること!
私も取材時にいただきましたが、バニラアイスの甘味にコーヒーの苦味や米粒の食感が加わり、立派なひと手間スイーツに!ハマる人も多そう!
さらに、シフォンケーキなどシンプルなお菓子に合わせるお客様もいらっしゃるそうですよ。楽しみ方はまだまだありそうです♪

現在は、山口こうじ店の店頭とオンラインショップ、自家焙煎珈琲ラヴェンナの店頭の3か所で販売。今後は購入できる場所も増えてくる、かも!?見かけたらぜひゲットしてみて。

定番の甘酒はお子さんにも。

▲老舗こうじ屋が造った甘酒 270円(税込)

定番のこちらは、甘酒初心者さんにもオススメです。
材料はシンプルに「麹」「米」「愛情」!優しい甘味が特徴です。
保存料や化学調味料などが一切入っていない無添加なので、お子様にも安心!

変わり種な商品も。

「ずんだ甘酒」は、青豆豆乳で仕上げた一品。この豆乳も自社製造なのだそう!女性にイチオシです。

「りんご甘酒」は、白河市東地区で栽培されているリンゴを使っています。この商品開発のきっかけは地元高校生の提案。地元で採れる食材を使った6次化の発酵商品として作られました。リンゴの旬などもあり、今季は1000本限定!オンラインショップでも購入できるので、気になる方はお早めに。

秋の味覚いもくりなんきん

▲左から「さつま芋甘酒 300円」「くり甘酒 330円」「かぼちゃ甘酒 300円」
※すべて税込

いもくりなんきん、秋冬に食べたくなる方も多いのでは?今年はぜひ甘酒で味わってみてはいかがでしょう!

「さつま芋甘酒」は、茨城県産紅はるかを使用。県産米の大粒のお米だけを厳選し発酵させています。甘味や風味がしっかりマッチ!

「くり甘酒」は、埼玉県日高市産の利平栗を使用。栗の王様とも呼ばれる一品なんだそう。冬時期にとても人気!優しい甘味を楽しんで。

「かぼちゃ甘酒」は、福島県内の契約農家が作るカボチャを使用。上品かつ濃厚な甘味がたまらない!鮮やかな黄色も目を引きます。

3色それぞれ違う、トマト甘酒。

▲(左から)「青トマト甘酒」「ゴールドトマト甘酒」「赤トマト甘酒」
各種 300円(1本)

中島村と共同開発したこちら。村で採れるトマト3種類を、それぞれ米麹で発酵させて作っています。一口にトマトと言えど、それぞれまったく味わい!飲み比べも楽しそう。

「青トマト甘酒」は、いままで破棄されてしまっていた青トマトを使用。さわやかな香りが味わえます。お子様でも飲みやすい!
「ゴールドトマト甘酒」は、酸味が特徴の桃太郎ゴールドという品種を使用。発酵させることでまろやかに仕上げています。
「赤トマト甘酒」は、完熟の赤トマトを使用。しっかりとした甘味が、米の甘味とも絶妙にマッチしています。

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さまざまな食品を使った、山口こうじ店の甘酒。気になったお味があれば、ぜひオンラインショップなどを利用してお試しください♪

山口こうじ店

住所 〒961-0303 白河市東釜子字本町7
電話番号 0248-34-2728
営業時間

09:00~18:00

店休日

水曜日

第2日曜日

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