『ふくしま旅ラボ会議~SEASON 3~』〈会津若松市 七日町通り〉

福島県の魅力をPRする「HAPPYふくしま隊」のメンバーが、調査員として県内を駆け巡る!
個性豊かなメンバーとともに、福島県内各地の魅力をさらに深掘りしていきます。

今回は、美湯さん&麺さんと一緒に、会津若松市の人気観光地“七日町通り”を散策!(編集:なな丸)

  • 更新日:2023/11/28
  • 公開日:2023/12/18
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研究報告 in 会津若松市 七日町通り

今回は会津若松市の中でも人気の観光地“七日町通り”を散策!

▶伝統工芸品を楽しむ!ほしばん絵ろうそく店
▶会津らしさを堪能する!あかべこカフェ
▶独自の技術が光る!会津のうつわ 工房鈴蘭

今回の調査員はこの2人!

今回は美湯さん&麺さんコンビ!
お2人とも集中して何か細かい作業をしていますが、一体何をしているのでしょうか?
早速下へスクロール!

▶「HAPPYふくしま隊」について詳しくチェック!

伝統工芸品を楽しむ!
ほしばん絵ろうそく店

「会津絵ろうそく」の誕生は、安土桃山時代、いまから400年以上前にまでさかのぼります。そこから歴代藩主の保護により、会津藩の財源の1つとされました。
ほしばん絵ろうそく店は、江戸時代から会津藩のお抱え職人として、「会津絵ろうそく」の製法を唯一守ってきた老舗。その技術は親子代々受け継がれており、現在の当主である星さんは9代目です。

店内には、サイズや種類もさまざまな、美しい絵ろうそくが並びます。
昔は、お城に飾る目的のため大きいサイズが主流だったそう。高級品として扱われていたので、市民が目にすることはあまりなかったのだとか。
現在もお祝い事や仏事等、特別なシチュエーションでの使用もありますが、会津のお土産品としても人気を集めています。

美湯さん「工芸美術品として愛される絵ろうそくの歴史ある製法や、こだわり、思いが感じられる店内。大きさや形も様々な絵ろうそくが並び、見入ってしまいました!」

ろうそく本体を作る作業、絵を描く作業、ろうそくを切り揃える作業、というように、ご家族みなさんで分担して作り上げます。
絵を描く作業の担当は、当主星さんの奥様。
「絵を描くようになって30年以上になります。見本に倣ってひたすら描き続けてきました」と教えてくれました。
スラスラと筆が止まることなく、あっという間に美しい花が描かれていく様子は、まさにベテランの技術!

美湯さん「ご家族それぞれに役割があって1本の絵ろうそくを製作されているとのことで、実演も見ることができ、技術の高さを痛感しました!」

絵ろうそくに描かれる絵は、日本に昔からあるお花だけなのだそう。
菊や牡丹の絵が主流でしたが、戦後に絵の具の種類が増えたことで、藤、椿、梅、桔梗など、描かれる花もさまざまになりました。

そんな歴史ある絵ろうそくですが、前日までの要予約で絵付け体験もできますよ~!
今回、麺さん&美湯さんも体験させていただきました♪

2階の体験スペースに上がり、当主星さんから、注意事項などの説明を受けます。体験の際は、どんな絵を描くかは自由とのこと。うーん、悩みますね!

※5名様までは前日までの予約、6名様以上は2日前までの予約が必須

黒、白、緑に加え、赤、ピンク、紫など、計10色を使って自由に絵を描いていきます。絵ろうそくは描き直しが出来ないので、下書き用の紙で構想を練ってから挑むといいかも!
美湯さんはさっそく絵ろうそくに筆入れスタート!

美湯さん「初めての体験でドキドキでしたが丁寧に教えて頂き、デザインに迷いながらも楽しく描き進められました!」

麺さんはろうそくの下部分から描き始めていますね。

麺さん「初めての絵ろうそく絵付け体験!一発描きで、しかも細い円柱状の物に絵付けをするという慣れない作業に緊張しながらも、楽しく絵付けすることが出来ました!」

大体30分程で完成~!
麺さんのテーマは“一富士二鷹三茄子”。新年に向けて縁起のいい絵ろうそくが出来ました★
美湯さんは、温泉のモチーフを主役に、雪の結晶や柚子の絵で冬らしい作品に♪

美湯さん「温泉の暖簾も描き、冬の温泉浴が楽しみな思いを込めました♡冬至が近いので、柚子風呂にも入りたい...♨️♡愛着が湧く満足の1本に仕上げることができました〜!」

麺さん「今年も終盤という事で「一富士、二鷹、三茄子」を、次の1年が良くなるよう祈念して描きました!」

▲(左)桔梗の絵ろうそく&美湯さんの作品
(右)藤の絵ろうそく&麺さんの作品

体験後は、1階の売り場にてお好きな絵ろうそく1本を選び、ご自身の絵付けしたろうそくと2本入りのセットで持ち帰ることができます。ちなみにお2人はそれぞれ、藤と桔梗を選んでいました!

旅の思い出作りにぴったりな、絵ろうそくの絵付け体験。長い歴史に触れながら、ぜひとも挑戦してみてください!

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ほしばん絵ろうそく店
〒965-0044 福島県会津若松市七日町3-33

【車をご利用の場合】
磐越自動車道「会津若松IC」から・・・約10分

(電話番号)0242-27-1873
(営業時間)9:00~18:00 ※1月~3月は9:00~17:00
(店休日)年末年始(12月31日~1月3日)
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「ほしばん絵ろうそく店」ホームページをチェック!

会津らしさを堪能する!
あかべこカフェ

お次は、大きな赤べこが目印の「あかべこカフェ」へ!
こちらでは、店名通り赤べこのお土産品が購入できるほか、会津ならではのグルメも楽しめちゃいます!

お土産品コーナーには、サイズ違いの赤べこをはじめ、作家さんが作る柄物の赤べこや、赤べこのキャラクターが描かれたTシャツやトートバッグなども販売しています。きっとお気に入りが見つかることでしょう!

麺さん「お店の名前の通り、どこを見渡しても「赤べこ」!なんと愛らしい…。赤べこ好きにはたまらない癒し空間ではありませんか!」

イートインスペースに進むと、赤べこがぎっしり描かれた壁が目に飛び込んできます!なんとも大迫力!!ここはマストで写真に収めましょう!

美湯さん「赤べこ商品がたくさん!会津にきたなぁ〜!としみじみ感じられる素敵な店内でした。また、飲食スペースの壁にも迫力がある赤べこ!!可愛い赤べこたちに囲まれて癒されました♡」

▲「スタミナ馬肉ドッグ」650円(税込)

気になるフードメニューもご紹介!
「スタミナ馬肉ドッグ」は、会津地方では馴染み深い“馬肉”がたっぷり入っています。特製タレに一晩漬け込んだ赤身肉はとても柔らか!会津の馬肉と言えば、な“辛味噌”もアクセントになっています。
系列店である「ぱん工房あかべこ」の看板商品「耳までやっこい食パン」と合わせた、人気メニューです!

美湯さん、麺さん、どうぞかぶりついて召し上がれ!

美湯さん「馬肉の肉々しいお味と、食パンがマッチしてとっても美味しかったです!しかも“耳までやっこい食パン”を使っているので、柔らかくて優しくてあっという間にペロリ!と食べ終えちゃいました♡」

麺さん「まず驚くべきはパンの柔らかさ!耳までふわっとしていて食感もいい!そして馬肉は甘しょっぱい味付け。これが食欲をそそります!ソフトなパンと、パンチのある味付けの馬肉とのバランスが最高でした!」

▲(右)「ラムレーズンバターサンドクッキー」250円(税込)

おやつにもぴったりなスイーツも。
こちらのラムレーズンバターサンドクッキーは、赤べこ型のクッキーも、大人風味のラムレーズンバターもすべて手作り!

麺さん「赤べこの形が可愛らしく食べてしまうのが勿体無い気分…。しっかりと目で愛でてからいただきました。バターの風味にレーズンの甘酸っぱさが合いますね〜」

小さい赤べこ型のクッキーは「子べこクッキー」!とっても可愛いですよね~!美湯さんも思わずにっこり笑顔に♪

美湯さん「この赤べこの小さいサイズ感、1つ1つがとっても愛らしいですよね〜♡色々な味があるので、それもまた楽しめるんです!!お土産にもおやつにも!おすすめです!」

クッキー単体ではもちろん、ケーキやドリンクなどに1つ添えて提供しているのだとか。このクッキーが添えられていたら、テンション上がりそう!

入口すぐにショーケースがあり、その日のスイーツが並びます。
ベイクドチーズケーキや、サツマイモを丸ごと使ったスイートポテトなど、気になるメニューがまだまだたくさん!
テイクアウトもできるので、お土産としての購入はもちろん、会津散策のお供にもいかがでしょうか!

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あかべこカフェ
〒965-0044 福島県会津若松市七日町6-3

【車をご利用の場合】
磐越自動車道「会津若松IC」から・・・約10分

(電話番号)0242-37-7533
(営業時間)11:00~17:00
(店休日)毎週火曜日
※変動する場合もあり(Instagramでお知らせしています)
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「あかべこカフェ」Instagramをチェック!

独自の技術が光る!
会津のうつわ 工房鈴蘭

最後にご紹介するお店は「会津のうつわ 工房鈴蘭」。
こちらでは、ガラスに独自の技術で塗りを施した、オリジナルの器が手に入ります。

製造から販売までご家族で手掛けている、工房鈴蘭。元々は会津漆器の職人で、お椀をメインに作っていたのだそう。
「漆器をもっと身近に感じてほしい」と、2010年に七日町通りに直営店をオープン。当時は、木の風合いを生かした赤や黒の漆器をメインに販売していました。

ですがその後、時代やお客様のニーズの変化に伴い、器にも変化が。積み上げてきた塗りの技術を軸にして、塗りを施したガラス製品をメインに製造・販売するようになりました。

例えば写真手前の「サークルシリーズ」は、透明の丸い部分から注いだ飲み物などが覗く、遊び心あふれる器です。

光を反射してキラキラと輝く「ラメシリーズ」も人気!色違いで揃えたくなっちゃう!

“ガラスに塗りを施す”と一口に言っても、ガラスにムラなく塗料を塗ること、色味を鮮やかに出すこと・・・など実際には難易度の高い技術です。塗料の配合を調整しながら1つ1つ作っています。

麺さん「ツルツルとしたガラスの表面は塗料がのりづらいはずなのにも関わらず、この美しい塗り。まさに職人技だなと感じました。しかもただ塗るだけではなく、ポップなデザインの物や重厚な雰囲気の物まで時代に合わせてデザインされた器に惚れました。惚れましたので1つお買い上げぇ!」

そう、麺さんはお1つご自宅用にゲット!

定番商品に留まらず挑戦を続ける、工房鈴蘭。1番新しい商品に「銀シリーズ」があります。その名の通り、銀を混ぜ込んだ塗料を使用。
角度によって光沢が変わり、高級感のある器です。花火の柄が描かれたものもありましたよ。

商品は、フリーグラスサイズの他に、マグカップやビアグラス、ぐいのみ、ワイングラス、さらにお皿まで種類も豊富!贈り物やお土産としてだけでなく、自分用にもぜひ欲しいですね!

美湯さん「工房独自のオリジナリティ溢れる作品も多く、その世界観や美しさに心惹かれました!生活に彩りを添えられる素敵な作品ばかりで、自分へのご褒美やプレゼントにもぴったりだなぁ...と思いました♡」

小さなイラストが描かれている器には、一同「可愛い!」と大盛り上がり!
お散歩していたり、走り出した犬を飼い主が追いかけていたりと、本当に芸が細かい!日が暮れた空のようなグラデーションも綺麗です。

美湯さん「ストーリーが膨らみそうな、細かいイラストが手掛けられた作品は美しくもあり、とっても可愛かったです!」

ぜひ工房鈴蘭オリジナルの器を手に入れて、お家での食事やティータイムをより楽しく過ごしてみてはいかがでしょうか♪

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会津のうつわ 工房鈴蘭
〒965-0044 福島県会津若松市七日町3-29
【車をご利用の場合】
磐越自動車道 「会津若松IC」から・・・約10分

(電話番号)0242-85-6654
(営業時間)【平日】13:00~17:00
      【土日祝】11:00~17:00
(店休日)毎週月曜日 ※祝日の場合営業、翌日休み
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「会津のうつわ 工房鈴蘭」ホームページをチェック!

調査の感想

今回は、七日町通りをじっくり散策しましたが、いかがでしたか?

麺さん「観光地として認知度の高い会津若松市。今回は“絵ろうそく”、“赤べこ”、“漆器”と会津らしさが見えるスポットを巡ることが出来ました!どちらも伝統を守りながら、新たな魅力を創造して、多くの方を楽しませているのだなぁと感じます。皆様もその伝統と革新に触れてみてはいかがでしょうか?とっても楽しかったです!」

美湯さん「歴史や文化に触れることができ、まさに“会津”を体感できた1日。伝統ある技術や並々ならぬ思いを持ち続けて、会津の魅力のひとつとして今も存在していることは素敵な事だと思わせてくれました。ぜひ皆さまも会津ならではの魅力に浸ってみてくださいね♪」

全国から観光客が訪れる、人気のスポット。遥か昔からの歴史が受け継がれている老舗も多くあり、見応えバツグンだと思います。
訪れる際はぜひ時間に余裕を持って、今回ご紹介した店舗をはじめいろんなお店をじっくり巡ってみてくださいね♪

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