牛乳屋食堂
牛乳屋食堂
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人気の名店、隠れた名店の主人が、自ら至極の一杯を喰う!そしてなぜかふくラボ!も喰う!!
伝統の味を守るということ/牛乳屋食堂(会津若松市)
牛乳屋食堂(会津若松市)
極太手打ちラーメン(770円)
【麺】極太ちぢれ麺/会津ラーメンに見られる太めの平打ち麺を更に太くしたパンチのある麺。1本の麺の中にも太い部分と細い部分があり、食べる面白みを感じる。
【スープ】煮干・鶏がら・豚がらのベースに野菜の旨みをプラスした、昔ながらの支那そばのスープ。
【チャーシュー】ラーメンスープと柔らかくなるまで煮込んだチャーシューを醤油で味付けし、厚めに手切りしている。
【具】ナルト・ねぎ・メンマ・のり
店主、自ら味わう。
この店は牛乳屋を営んでいた初代が、食堂を開いたのが始まり。嫁から嫁へと引き継がれて私は3代目です。
私は農家生まれでのんびり育ってきたものだから、嫁いだ頃はあまりの慌しさに驚きました。レシピどおり作っても先代の味は出ないし、自分のご飯を食べる時間もないし(笑)、商売って大変だなぁとつくづく思いました。
今ではあの頃よりこなせる仕事も多くなったけど、味・接客ともに奥の深さ・難しさはより強く感じますね。でもお客さんの「おいしかった」の一言でやってきてよかったなぁと思います。
趣味で色々なラーメンを食べますが、やっぱり戻ってきてしまうのは昔ながらの支那そばの味。先代と同じ味が出せるようになるまで大分悩みました。レシピも大事だけど、作る回数と経験が大事なんだと思います。
修行中の4代目も作り方はだいたい覚えました。あとは回数と経験を重ねて、若い人なりの工夫をしながらも伝統の味は頑固に守り続けてもらいたいです。そして女性らしい細やかな気遣いやおもてなしで「会津の心」も召し上がっていただけるお店を続けてほしいですね。
ふくラボ!も味わう。
極太麺を始めたのは今回お話を伺った3代目。1本の麺の中にも太い部分と細い部分があり、特に太い部分は抜群の食べ応え!見た目も素朴さがあって温かい気持ちになります。このくらい太い麺を扱っているお店はなかなか無いのではないでしょうか?
そして、この麺の魅力を最大限に引き出しているのは伝統のスープ。これだけパンチがある麺にもしっかり絡み、その存在感を醸し出しています。スタンダードな醤油スープは、中太から極太にまでマッチする包容力を持ち、コクがありながらもあっさりと食べられる。長く愛されてきたことにも納得の一杯でした。
3代目には女性が営むお店ならではのおもてなしについても教えていただいたのですが、「ついつい分厚く切ってしまうのよ(笑)」とおっしゃっていたボリューム抜群のチャーシューからも、「会津の心でおもてなし」という牛乳屋さんのモットーを感じました。お水を出すタイミングやかけてくださる一言一言からも、細やかな心遣いを感じ、自宅のようにくつろいで食事させていただきました。ごちそうさまでした!
(取材:にょろ子)
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- このお店・スポットの推薦者
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★ さん (男性/郡山市/20代/Lv.3) (投稿:2009/04/07 掲載:2009/06/22)
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