2019年9月17日更新!
「からむし織」すごくきれい!・・・ムシ?
(言うと思った・・・)植物です!食べる取り組みも行っているみたいですね。
昭和村の紅葉シーズンには、あのスポットが外せないね!
懐かしい気分になりますねぇ。
昭和村DATA
- 面積:
- 209.46km2
- 人口:
- 1,264人
- 昭和村の木:
- ヒメコマツ
- 昭和村の花:
- サユリ
- 昭和村の鳥:
- ヤマガラ
タイムスリップ!喰丸小
現在では村の交流・観光拠点となっている喰丸小。歴史ある建物が残るまでには数々の偶然が重なっていたのです!
旧喰丸小学校は1980年に廃校となり、解体待ち状態となっていました。しかし2009年には映画撮影の申し出があり、撮影終了まで校舎が保存されることに。2010年には、紅葉撮影前に雪が降ったことで撮影が1年延期されました。さらに2011年には東日本大震災でまたも中断。その後何とか撮影が再開され、映画は無事公開されました。
映画の影響もあり、村内外では「喰丸小を残して」という声が上がり始めます。これを受け、村では校舎を改修して活用することを決定!2017年には、大々的な修繕工事が行われました。そして2018年4月、当時の面影をほぼ残した形で現在の喰丸小がオープンしたのです。
いまでは孫を連れた卒業生や木造校舎の雰囲気を懐かしむ方が訪れるという喰丸小。昭和を感じさせる景観には、タイムスリップしたような感覚を抱くはずです!
チャレンジ!食べるからむし
昭和村で長年受け継がれている工芸品、からむし織。これはカラムシという植物の繊維で作る織物です。もっぱら織物に活用されてきたカラムシですが、実は食べることもできるのです!
「カラムシが食べられることを生かして何かやってみたかったんです」と話すのは、道の駅駅長の舟木容子さん。カラムシを食べる観光素材としてPRする昭和村たべるからむしプロジェクトは、そんな思いと大勢の協力によって形になりました。
「お菓子に混ぜたり、味を変えたり、今後を見すえてまずパウダー化してみようかと」と開発を振り返る舟木さん。繊維が多いため、乾燥して粉末にするのが難しかったそうです。
苦労の結果、2019年2月の村内イベントでは、昭和からむし鶏白湯ラーメンを提供!味はもちろん、カラムシ入りの緑の麺が白いスープに映える点も好評だったそうです。
10、11月には道の駅で、からむしスープや漬物の素などを販売予定。昭和村の味をぜひご堪能ください!
当時の風景を切り取ったような喰丸小。数々の偶然が重なって残せたという話に、思わず感動してしまいました!食べるカラムシは量産化が課題なのだとか。からむしラーメンが製品化されたら絶対食べに行きます!